循環器内科

循環器内科について

循環器内科

当院は開業医の先生方(主として鹿児島市内、市外、離島からの紹介もある)からの紹介による2次救急医療を行っている。当院には心臓血管外科がないため外科手術が必要な症例は鹿児島大学病院心臓血管外科を中心にお願いしているが、本人や家族の希望がある場合には鹿児島県以外の病院(関東、関西)にも手術をお願いしている。

日本循環器学会研修指定関連施設。日本超音波学会認定専門医研修施設。地域医療支援病院。

症例数・治療・成績

2007年の年間検査件数は、心臓カテーテル検査453件、心エコー検査3259件、血管エコー168件、トレッドミル運動負荷試験1088件、ホルター心電図125件、安静時血流心筋シンチ32件、運動負荷心筋血流シンチ253件、薬物負荷心筋血流シンチ28件、冠動脈CT検査19件など。

2007年の当科入院患者は599名で平均在院日数は9.4日と3年連続10日以内を達成した(循環器疾患530例、循環器以外の疾患69例の計599例)。一番症例が多かったのは例年通り約60%を占める虚血性心疾患であった。急性心筋梗塞は38例であり35例にカテーテル治療を行った。到着時心肺停止の1例と発症2日後に紹介となった高齢女性の1例の計2例が死亡した(死亡率5.3%)。虚血性心疾患症例は薬物治療が原則であるが、カテーテル治療件数は198件であった(急性心筋梗塞を含)。CTO症例は試行していないので治療成績は97.5%で、合併症としての死亡は無かった。整脈治療も薬物治療が原則であるが、必要な症例にはペースメーカー治療も行っており、2007年は41例(新規28例、交換13例)施行した。

医療設備

ICU・CCU(8床)、心臓カテーテル装置(2004年6月更新、直接変換方式のフラットパネル搭載機器)、心臓超音波装置4台、電気生理学検査用ポリコーダー、エルゴメーター、トレッドミル3台、ホルター心電図、MDCT(冠動脈CT可能)、MRI、IABP、など。

外来診療

月・木が初診日。初診は開業医の先生の紹介状が必要。急患は24時間体制。

研修医

2ヶ月の研修であっても右心カテ、左心カテ、冠動脈造影までは主治医として施行してもらっている。急患処置のABCについても同様である。

スタッフ紹介

名誉副院長

鳥居 博行 とりい ひろゆき

  • 日本内科学会認定医
  • 日本循環器学会専門医

診療部長

山口 剛司 やまぐち つよし

循環器内科医長

有村 俊博 ありむら としひろ

  • 日本循環器学会専門医

循環器内科医師

福﨑 篤 ふくざき あつし

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会専門医

循環器内科医師

向井 聡志 むかい さとし