緩和ケアのご案内
緩和ケア病棟について
緩和ケア病棟理念
病院の理念に基づき、患者さまの意志と権利を尊重し、誠実な緩和ケアを提供致します。
緩和ケア病棟基本方針
- 痛みやそのほかの苦痛となる症状を緩和します。
- 生命を重んじ、自然な過程の中で死を尊重します。
- 患者さまやご家族の心の安らぎが得られるように努めます。
- 地域の医療機関と連携して在宅療養を支援します。
緩和ケア病棟のシンボル“コスモスの花”に込められた思い
あなたに寄り添い、あなたの大切な人を支え、誠実な緩和ケアを提供します
緩和ケア病棟は、平成25年9月に認可されました。8月~9月に咲く“コスモスの花”を緩和ケア病棟のシンボルとし、花言葉の『真心』を胸に、誠実な緩和ケアが提供できるよう努めております。
緩和ケア病棟の役割と特徴
- 積極的ながん治療をしない患者様の療養の場所で、患者様、ご家族がゆっくりと療養していただけるような環境を提供します。また、患者様への苦痛を伴う検査や処置は必要最小限とし、ご家族の付き添いや面会の制限などを緩和します。
- 患者様の痛みなどの苦痛症状を和らげ、安心して自宅へ帰り療養するお手伝いします。
- 自宅療養をしている患者様の急な症状変化の際、すぐに入院できるよう対応します。
- 自宅での家族介護が困難になった場合の、患者様の一時的な入院にも対応します。
- 心電図モニター装置や心肺蘇生は行っておりません。
緩和ケア面談の予約について
医療連携・相談室を通して緩和ケア面談のご予約をお願いします。
医療連携室・相談室TEL:099-254-1121(直通)
FAX:099-254-1308
- 患者様ご自身が受診される場合は保険診療となります。
- ご家族のみ来院して相談する場合は、相談料3,000円(消費税別)をご負担いただきます。
- 持参する物は、現在の主治医からの紹介状・健康保険証・各種医療証などです。
緩和ケア外来受診について
患者様、あるいはご家族に緩和ケア面談を受けてもらい、同意を得た後、入院判定会議で緩和ケア対象と判断された患者様は定期的な外来通院が可能となります。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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13:00〜 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
14:00〜 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
15:00〜 | ○ | ○ | ○ | ○ |
医療連携室・相談室を通して緩和ケア外来受診のご予約をお願いします。
医療連携室・相談室TEL:099-254-1121(代表)
FAX:099-254-1308
- こちらから告知に関する診療情報提供書(Word)がダウンロードできます。
入院までの手順
1. 予約・相談
当院に入院中あるいは通院中の方は、主治医にご相談ください。他の医療機関に通院中の方は、主治医と相談して当院の緩和ケア面談を予約してください。
2. 緩和ケア面談
患者様、あるいはご家族に緩和ケア面談を受けてもらい、同意を得ます。
3. 緩和ケア入院判定会議
入院判定会議で入院可能と判断された患者様は入院が可能です。
4. 入院の連絡
入院が決定しましたら、当院の医療連携・相談室から入院日時をお知らせします。
入院基準
- 侵襲的・積極的ながん治療(抗がん剤治療や手術など)を希望しない方で、がんに伴う身体的・精神的苦痛のある患者さんが対象となります。
- 入院中は、心肺蘇生、人工呼吸器や心電図モニター等の装着をしないことに同意していただく必要があります。
- 患者様自身が病名・病状を理解していることが望ましいと考えます。患者様へ未告知の場合は、本人の求めに応じて病名・病状説明を行うことをご家族が了承していただく必要があります。
- 病状の進行により日常生活自立度が低下し、転倒転落の危険性は高くなります。安全な療養生活を過ごしていただけるよう努めてまいりますが、完全に予防することができないことを了承していただく必要があります。
退棟基準
- 患者さまやご家族が退院を希望されたとき
- がんに対する積極的な治療(抗がん剤治療や手術など)を希望されるとき。
- がん以外の依存疾患(脳梗塞・心筋梗塞など)の治療を優先する必要があるとき
- 病状が安定しているとき
- 入院後1~2ヶ月経過し、療養の長期化が考えられるとき
病室
特別室 | 2室(5,500円) ユニットバス・無料テレビ・衣装台・ロッカー・冷蔵庫・応接セット(ベッドに変形します) |
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個室 | 8室(3,300円) トイレ・洗面台・カード式テレビ+衣装台・ミニ冷蔵庫・リクライニング椅子二人掛けソファー |
多床室 (3人部屋) |
7室 共同ソファー・共同洗面所・カード式テレビ+衣装台 |